佐賀県を中心に九州全域で足場工事を承っております、秀建工業です。
建設現場・建築現場にいる鳶職と大工ですが、この二つの違いとはなんでしょうか。
よく似ていますが、実は仕事内容などが大きく異なります。
今回は鳶職と大工を比較しつつ、その違いや似ている部分などについてご紹介いたします。
ぜひ参考にしてみてください。
■ 仕事内容の違い
・鳶職
鳶職は、建設・建築現場で高所作業を専門に行う職人のことです。
古くは土木工事の雑役という位置づけでしたが、近代になるとコンクリート造・高層建築が増えたことから、足場の組立てや鉄骨の建て方、コンクリートの打設など仕事が広範囲になりました。
現在は足場を組む鳶職がメジャーですが、足場を組む以外に現場の仮囲いを設置するなどの仕事もあります。
建設現場において、ほかの職人が安全に効率よく働けるよう、作業環境を整えるのも鳶職の役目といえるでしょう。
・大工
大工の仕事は、木造建物の建築・増築・リフォームがメインです。
木造住宅は現在も高い人気があり、耐久性・耐火性に優れているのが特徴です。
木材は加工しやすい長所があることから、複雑な形状の建物を建てられるほか、木造は将来的なリフォーム・増築に適応できます。
このような木造建物の建築・改築には、細かな計算と経験・知識が必要なため、求められる専門性の高さから鳶職のように仕事内容が広がることはありませんでした。
■ そのほかの違い
・建設業許可
500万円以上の工事には建設業許可が必要になりますが、この建設業の分類が鳶職と大工では異なります。
鳶職の場合は「とび・土工工事業」、大工は「大工工事業」です。
鳶職においては、土工という地盤改良工事やコンクリート工事を行う職人と同じ分類がされています。
・就業形態
鳶職は会社の従業員として働くケースが多いですが、大工の場合は工務店のオーナーなど個人事業主として働いているケースが多いです。
理由のひとつとしては工事の規模が考えられます。
鳶職は大きな建物の建設現場で必要とされる一方、木造建築は住宅に多いため、大工は少人数での対応が一般的です。
・雨の日の対応
鳶職は大雨・台風でなければ、雨が降っていても仕事を進めます。
雨が降っていても工事の質に響くことがなく、工期を守るために合羽を着ながら作業するでしょう。
大工の場合は、木材に雨がかかると一大事なので、急いで建て方工事をするほか、工事を中断させます。
■ 似ている部分
・学歴、経験がなくても就業できる
鳶職も大工も、就業の際に学歴と経験を問われることはありません。
何もない状態でも働けますが、現場では「玉掛け」などの資格がないと一部の作業ができない場合もあり、働きながら資格の取得をするケースがほとんどでしょう。
・積雪地域だと休業に
雨でも鳶職は働きますが、積雪だと難しくなります。
雪によって現場が雪に閉ざされるのももちろんですが、交通網が麻痺するため、現場に行くことが困難になるためです。
大工も同じく、雪だと工事が中断されるでしょう。
■ 鳶職の種類
鳶職は足場を組む以外に、専門分野によってこれらの種類があります。
・鉄骨鳶
ビルなどの建設現場で、鉄骨を取り扱います。
鉄骨の組立てやクレーンによる吊り上げを行い、無線で連絡を取りながら作業を進めます。
・重量鳶
大型の機械をクレーンで吊り上げ、ビルの屋上や工場に運搬・設置・解体する鳶です。
設置する際は細かな調整が必要なため、専門性の高い仕事です。
・橋梁鳶
橋梁や高速道路といった高架橋などの建設・補修工事に従事します。
山間部での仕事もあり、長期出張もあります。
・送電鳶
鉄塔に登り、送電線の敷設・保守作業を行う鳶です。
電気工事士の資格が必要なため、全国的に少ない傾向にあります。
■ 大工の種類
よくあるのは建築大工ですが、ほかにもこのような大工がいます。
・型枠大工
コンクリート造の建物をつくる大工です。
流し込むための木枠を作成し、木枠を組み立てコンクリートを打設します。土工と似ていますが、土工は主に基礎部分の構築を担当し、天井や床などの構造は型枠大工の領分といえるでしょう。
・造作大工
木造住宅などの床・天井・階段などの造作を担当する大工です。
以前は建築大工があわせて担当することもあり、造作もできて一人前といった考えもありました。
・宮大工
寺・神社といった古い建築技術を用いた建物の建築・補修を行う大工です。
古い道具、高価な木材・材料を使うほか、宗派に合わせた形状など、幅広い知識を問われます。
■ 足場作業員として活躍するなら『秀建工業』へ
秀建工業は、佐賀県を中心に九州全域で足場工事を承っている会社です。
当社では、いっしょに働く従業員を募集しております。
日当は未経験でも9,000円~、月給225,000円~のため、佐賀県内でも高水準。
年間休日数は115日のため、建設業界でも休みやすい環境です。
ご興味がございましたら、以下の求人情報に目を通していただき、メールフォーム・お電話よりご連絡くださいませ。
ご応募お待ちしております。
求人情報>>
メールフォームからのご応募はこちら>>
電話番号:090-2714-6785
■ まとめ
鳶職は高所作業、大工は木造建物を専門としている大きな違いがあります。
建築技術の発展によって、鳶職は建設においてさまざまな仕事を担っていますが、大工は専門性の高さから木造建物一筋なのが特徴です。